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solo exhibition 

共生 -kyousei-

4.18.2021-4.21.2021.12:00-18:00

Sapporo Cultural Arts Community Center SCARTS studio2
Sapporo Community Plaza 2F

札幌文化芸術交流センターSCARTS studio2

Exhibition of Luneville Embroidery.

共生をテーマにしたリュネビル刺繍作品の展示会です。

地球との共生 Symbiosis Between the Earth and Humankind

 

老いとの共生 Coexisting with ageing

 

ストレスとの共生 Living in harmony with stress

 

デジタル技術との共生 Living together with digital technology

 

疫病との共生 Coexisting with plague

 

文化との共生 Multicultural Symbiotic Societies

kyousei

地球との共生

 Symbiosis Between the Earth and Humankind

A globe―地球儀―
地球が誕生して約46億年 淘汰の繰り返しの歴史の中で、何が残っていくのか。

刺繍で作った地球儀。半分は未来を想像して作りました。キラキラで綺麗な砂漠化です。
人類にとって有害でも地球にとっては浄化かもしれません。

共生を求めるならば、私たち一人一人が意識し保全を実行して行かなければいけない時代となりました。
 

「つくる責任、つかう責任」
     

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老いとの共生

 Coexisting with agein

Hommage of Alphonse Muscha 「Four seasons」
アルフォンス・ミュシャ「四季」(1896年)オマージュ作品

アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンスミュシャ。

ミュシャの代表作とも言える「四季」には、 四季折々のイメージと共に美しい女性が描かれている。

その「四季」をイメージしたアクセサリー4種を制作した。

四季には若くて綺麗な女性が描かれている。今回会場にはシニア層をモデルにした写真を展示。

生き生きとした彼女たちをみて、老いることはネガティブではないと感じた撮影だった。​
 

ストレスとの共生

Living in harmony with stress

Hommage of René Magritte

「Not To Be Reproduced」

「The Treachery of Images」

ルネ・マグリット

「複製禁止」(1937年)

「イメージは欺く」(1929年) オマージュ作品


絵画に哲学的要素を持ち込んだシュルレアリスト、ルネ・マグリット。


「イメージは欺く」

『これはパイプではない/Ceci n’est pas une pipe』

一本のパイプが描かれた絵画に、この文字が添えられている。

「複製禁止」

エドワードジェームズの肖像画。
鏡に映る彼も背を向けており、非現実的な一枚となっている。


さまざまなストレスにさらされる現代社会。目に見えることだけでは全てを理解することはできない。
過敏になりすぎている昨今、無くすのではなくストレスと共生してくことが大切だと感じる。

「C’est la réalité. / これは現実だ。」

C'est la realite.

デジタル技術との共生

Living together with digital technology


第三次人工知能ブームにある現在。A Iによってできること、消滅するものが増えてきた。
日々進化するデジタル技術。特にA Iは、知らず知らずのうちに私たちの生活に浸透しつつある。

A Iも学習している。人間も学習することをやめてはいけない。


この写真のモデルはこの世に存在しない。A Iが作った仮想モデルを使用。


―モデル着用―
Flower Embroidey Dress (2019年制作)

全面刺繍入りのマイクロミニワンピース 制作期間約二ヶ月

A I model

疫病との共生

Coexisting with plague

 

高価なドレスを着て日傘をさした婦人。その顔はスミレの花束で隠れている。

題名と絵に大きなズレを感じる一枚だ。第二次世界大戦後に描かれたというこの一枚を今回題材にした。


人類は大昔から疫病と戦ってきた。

自然抗体やワクチンによる症状の軽減でやり過ごしてきた我々にとって、共生しているといっても過言ではない。


コロナ禍、フランスのマクロン大統領は「我々はウイルスと戦争状態にある」と発言。
今中心となって戦っている医療従事者を被写体とし、その顔をビーズ刺繍で作ったスミレの面で隠した。
現場の彼等はどんな顔をして働いているのか、私たちには想像もつかない。
       
前線で戦っている医療従事者の方々に感謝を。

世界大戦

Amabie あまびえ様
 

江戸時代に現れた、その姿を描き写すことで疫病の流行を防ぐとされるあまびえ様

コロナ収束を願っての一枚


―モデル着用―
青いビーズ刺繍ドレス(2017 年制作)

布の染めからプリーツ加工まで手作業で行った。

制作期間約六ヶ月

 

総ビーズ仕立ての青い首飾り

制作期間約一ヶ月


あまびえさんのクチバシはマスク

あまびえamabie

文化との共生

Multicultural Symbiotic Societies

 

アイヌ民族衣装であるテクンぺ(手甲)、レクトゥンぺ(首飾り)、マタンプシ(はちまき)、もじり袖の着物を

雪をイメージした白で制作。着物にはチヂリ(アイヌ刺繍の一種)のような文様をビーズで刺繍。


多文化共生とは国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的な違いを認め対等な関係を築こうとしながら、

共に生きていくこと。世界はもちろん、日本にも消えゆく文化はたくさん存在する。

 

衣装を纏った女性の前に鳩が飛んでいて表情がわからない。当事者の感情は当事者にしかわからない。

 

同じ地球上に生きる多文化、まずは知ることから始めようと思う。

文化との共生
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